コラム

FIFAワールドカップと私

ブラジルに負けて日本はなんとなくワールドカップ(WC)が終わった感があるが、私のWC観戦はまだまだ終わらない。決勝戦まで寝不足が続く。私の記憶にある最も古いWCは1974年のドイツ大会決勝戦である。ベッケンバウアー率いるドイツとヨハン・クライフ率いるオランダとの闘い。資料によると...
化学の外野席カズノミヤ
コラム

海洋プラスチックごみは善か悪か…「太平洋ゴミベルト」に生まれた奇妙な生態系

海岸で見つけたペットボトルが、外国の飲み物のものだった…そんな経験をしたことがある人は少なくないでしょう。プラスチックごみは海流に乗って広い海を移動します。特に問題視されている「マイクロプラスチック」「ナノプラスチック」は、海に広がるだけでなく空にも舞い上がり、地球規模の問題を招いています。
清水 沙矢香(しみず さやか)
コラム

「空気からパンを作った」アンモニア 次に担うのは未来のエネルギーか

みなさんは「アンモニア」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。多くの人がイメージするのは、アンモニアのつんと鼻をつくような刺激臭かもしれません。化学の水溶液の授業でもおなじみのアンモニアは、窒素と水素から構成される化合物で、常温・常圧では無色透明の気体です。名前自体は広く知られていますが、人類の食料生産や産業を支えてきた立役者であることは、あまり知られていないかもしれません。
石上 文
コラム

PwCの視点:統合された資本戦略を構想する ――市場・事業・財務を貫くストーリーとしての財務戦略――

日本の化学企業において、ROICの導入や投資戦略の開示は「標準装備」となった。しかし、多くの企業がPBR 1倍割れに直面している事実は、表面的な指標整備だけでは資本市場の信頼を勝ち取れないことを物語っている。
中尾 宏規 / 森岡 亮
コラム

ナフサは本当に不足している? 「令和のコメ騒動」に似た物価暴走の背景とは

中東情勢の緊張が続き、日本では原油価格が高騰しています。特に原油を精製して作られプラスチック製品などの原料となる「ナフサ」が不足するのではないかという懸念が広がり、実際にサプライチェーンの川下にある企業の一部ではナフサの調達が難しくなりつつあります。
清水 沙矢香(しみず さやか)
コラム

-フッ素樹脂に惚れて40年- 岡山県吉備中央町のPFOA汚染に思う。

まず健康被害や環境破壊に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げ、行政及び関係機関による継続的なモニタリングと十分な救済が行われることを望むものである。
化学の外野席カズノミヤ
コラム

「おいしい」の裏に化学あり 食の安全を支える食品保存の技術

現代社会では、スーパーやコンビニで季節を問わずさまざまな食品を手に取ることができます。便利で豊かな食生活はどうやって実現されているのか ーこう問われて、思い浮かぶのは、品種改良や農業技術の進化、冷蔵庫や電子レンジなどの家電の普及などかもしれ...
石上 文
コラム

PwCの視点: キャッシュ創出力の再設計 ――成長投資を支えるバリューチェーン改革――

M&Aと成長投資を支える原資は、どこから生まれるのか本連載では、企業価値向上に向けた成長戦略とM&A戦略を論じてきた。方向性は見えつつある。だが、M&Aや成長投資を実行するには原資がいる。設備投資、研究開発、認証取得、PMI。いずれも多額の...
坂井 哲明 / 森岡 亮
コラム

人工石油は実現する? 次世代燃料が変えるエネルギー地政学

長期化が懸念されるイラン情勢は、遠い国の出来事でありながら、ガソリン価格の高騰や工場の稼働停止といった形で、私たちの生活にもじわりと影を落とし始めています。さらに、その影響は原油からつくられるナフサやエチレンなどの不足も引き起こし、プラスチック製品を中心とした日用品の供給不足に波及することが懸念されています。
石上 文
コラム

「シイタケコンピュータ」が誕生? 侮るなかれキノコのメモリ能力

AIの普及で、現在あるいは次世代のコンピュータにはより多くのメモリが求められるようになっています。しかし世界的には、半導体不足による価格上昇や消費電力の問題が立ちはだかっているのが現状です。これらの問題をどう解消していくのか。実は「シイタケ」にある特徴が見つかり、研究者は期待しています。一体どういうことでしょうか。
清水 沙矢香(しみず さやか)
コラム

ベイカレントカフェ: 2026年度、国内排出量取引(GX-ETS)が始まる ──GX推進におけるロードマップ ──

日本政府は、化石燃料依存からの転換を図るため、「GX(グリーン・トランスフォーメーション)」を国家戦略として推進している。その背景には、エネルギー安全保障の制約、脱炭素を巡る国際競争の激化、産業競争力の再構築といった複合的課題がある。GXの本質は、単なるCO₂排出削減ではなく、「エネルギー供給」「需要」「産業構造」を一体的に変革する点にある。
柳川 真一朗 / 曽田 匡一 / 岡本 和人
コラム

イラン情勢が映し出す、化学業界の供給リスク

イラン情勢の緊迫化を受け、化学業界への影響が徐々に表面化してきました。物流の停滞やコストの急騰を背景に、化学の現場では原材料の確保や生産計画の見直し、さらには価格転嫁交渉に追われているのではないでしょうか。供給不足と値上げの玉突きが、今後もさまざまな分野に波及すると考えられます。
ごりお